01おすすめ PC 早見表
| 機種 | 想定価格 | 用途 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| MDL.make Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti | ¥190,000〜¥210,000 | 低価格重視 | 製品解説を見る |
| MSI Katana 15 HX B14W (B14WEK-5498JP) | ¥230,000〜¥260,000 | ノート型最安重視 | 製品解説を見る |
| TITAN GAMING CX200M (RTX 5060 + Ryzen 7 5700X) | ¥180,000〜¥200,000 | コスパ重視 | 製品解説を見る |
| MDL.make Core Ultra 7 265KF × RTX 5060 Ti | ¥260,000〜¥360,000 | 日常使用重視 | 製品解説を見る |
| MDL.make Core i5 14600KF × RTX 5070 | ¥250,000〜¥364,800 | ゲーム重視 | 製品解説を見る |
| ASUS TUF Gaming A16 FA608UP | ¥290,000〜¥320,000 | ノート型性能重視 | 製品解説を見る |
| MDL.make Core Ultra 5 245KF × RTX 5070 Ti | ¥360,000〜¥500,000 | デザイン・動画編集・汎用重視 | 製品解説を見る |
| MDL.make Core Ultra 9 285K × RTX 5080 | ¥570,000〜¥650,000 | AI 生成用途 | 製品解説を見る |
※ 2026 年 5 月時点。正確な値段はリンク先の実製品をご確認ください。
02ゼンゼロ動作環境
公式の動作環境を確認する
ゼンゼロの最低動作環境・推奨動作環境は HoYoverse 公式ヘルプセンターでご確認いただけます。
端末ごとの要求スペックに関しましては、各ダウンロード先や公式 HP、弊サイトゼンゼロ攻略ページトップからも見ることが可能です。
本記事で紹介する機種はいずれも最新寄りの CPU・GPU を搭載しており、安定したプレイが可能なものを抜粋しています。
03購入前に知っておきたいこと
BTO について

BTO(Build To Order)とは、組み立て済みのパソコンを販売するのではなく、受注生産でパソコンを組み立てて販売する方式です。市販の完成品と違って、カスタマイズ性が高く、予算や性能を調節しやすいという特徴があります。
MDL.make などのシンプルな BTO ショップが登場し、最近では完成品販売よりも主流になりつつあります。
パーツを選ぶだけで自作 PC と全く同じような PC が入手できます。PC 組み立ては機器破損のリスクを伴うため、初心者はプロに組み立てをまかせる BTO パソコンが最も安全です。
PC の相場ってそもそもどのくらいなの?
本記事では10万〜30万のミドルからハイエンド(下位)を中心に紹介します。
5〜15万円 の価格帯は一般的にライト価格帯に分類されます。会社や趣味で使う程度、Office や軽いタスク、動画視聴を行うくらいならこの辺りでも問題ないとされる一般的な価格帯です。
15〜25万円 の価格帯はミドル価格帯に分類されます。ハイエンドまではいかないものの、一般的なゲームの高品質プレイ、マルチタスク、デザインタスクなどが行える範囲です。メモリや GPU の性能によってかなり大きな差が出ます。
25〜50万円 の価格帯はハイエンド(下位)帯に分類されます。「GeForce RTX 5060」「GeForce RTX 5070」などの GPU が期待でき、基本的なハイエンドゲームが安定してプレイ可能です。GPU によっては軽度の AI ローカル学習、デザインタスクに使用できる製品が多いです。
それ以上の PC はハイエンド(上位)に分類されます。「GeForce RTX 5080」以上、「Radeon RX 9070 XT」以上など、個人範囲で購入できる最高ランクの PC になります。AI・動画編集・配信などに対する専門知識があって初めてフルパフォーマンスで使いこなすことが出来ます。
100万円超えの PC は「PC には詳しくないけれどお金はある層向け」もしくは「性能を突き詰めた結果その値段にならざるを得なかった PC」になります。ローカル LLM(大規模言語モデル)を動かすためのハイエンド GPU や、安定した配信活動のための過剰なスペックなど、特定の業種もしくは特定の趣味のためにお金を惜しまないことが前提となります。
ノートパソコンとデスクトップ
| ノート PC | デスクトップ PC | |
|---|---|---|
| 重量・持ち運び | 軽量 | 重め |
| 性能 | やや低め | 高め |
| パーツ交換 | 限定的 | 可能 |
| 修理 | メーカー預け修理 | パーツ交換可能 |
設置スペースに余裕があり、長く使う予定ならタワー型デスクトップ一択。
同価格帯でも性能と拡張性でタワー型のほうが有利です。自室以外でも使いたい・引っ越しの可能性がある場合はノート PC が選択肢になります。
家電量販店で買う場合との違い
家電量販店で販売される完成 PC は、店頭サポート・延長保証・Microsoft Office 同梱などの抱き合わせサービスが含まれていることが多く、初心者の方には対面でのサポート面の安心感があります。
一方で、純粋な性能 (CPU・GPU・メモリ) のコストパフォーマンスでは、各社の直販モデルのほうが優位なケースが見られます。
どちらが向くかは「対面サポートと Office 同梱を重視するか」「同じ予算でゲーミング性能を最大化したいか」で分かれます。詳細な価格・付属内容の比較は、各販売チャネルの公式ページで直接ご確認ください。
本記事では基本的にオプション以外での不要なサポートや余計なソフトは考慮しない方針で、できるだけコスパよくハイスペックなモデルを購入できるようにしています。
筆者は PC は自作しますが、ときどき家電量販店に行くと PC の価格に驚きます。昨今では BTO(組み立て受注 PC)の販売も安いので、自分では組めないという人も BTO 公式ショップから頼むのが良いと思います。
PC を持たない選択肢
ゼンゼロには、HoYoverse が提供する公式クラウド版が存在します。安価 PC もしくはスマホからでも高品質プレイが可能であると公式が公表しています。
詳しくは ゼンレスゾーンゼロ・クラウド版の解説記事 をご覧ください。
クラウド版の長期プレイには継続的な課金が必要です。お金はガチャに使いたいという人はおすすめしません。
最近の PC の値上げ事情について
※ 2026 年 5 月時点。データは AKIBA PC Hotline! 月次メモリ価格レポート より。正確な値段はリンク先の実製品をご確認ください。
直近の PC パーツは高めの水準
2024〜2026年にかけて、PC パーツ (特に DRAM と上位 GPU、SSD など) は世界的に高値の水準が続いています。
AI 関連のインフラ投資の拡大によりデータセンター向け部品の調達が世界規模で進み、消費者向け市場の供給と価格にも影響が出ているためです。
また、世界情勢の不安定化によって、多くの産業が値上げの波に揉まれている状態で、輸送費高騰や人件費増加が高値となる影響になっています。
いつ安くなるの…?
2025年12月の予測では「少なくとも2027年には解消される」という見込みでしたが、あくまで先物取引事情から言える予想であり、本質的な AI 需要としては楽観的な予想と言わざるを得ません。
これまでは「買うべき時期・買わないほうがいい時期」が明確な PC 相場でしたが、今回に関しては「いまは買うべきではない」と明言することすら難しい状況です。
「2027年に下がるからその時に買ったほうが良い」と言って、もしAI需要の予想が想定より伸びたり製品パーツ流通の流れが変わってしまった場合、2027年後半から2028年にもつれ込む可能性が十分あります。安くなるまで待てるならOKですが、それまで待って安くなるかどうかは確定ではなく、渋々買う頃には価格が1.5倍なんてこともありえます。
本記事のスタンス
本記事では、ゼンゼロ 用としてミドル帯 (「GeForce RTX 5060」 / 「GeForce RTX 5070」 搭載) を中心に紹介します。
上位 GPU (「GeForce RTX 5080」 / 「GeForce RTX 5090」) は AI データセンター向け需要と競合しており、価格・在庫の両面で消費者向けには厳しい状況が続いています。
一方、「GeForce RTX 5060」 / 「GeForce RTX 5070」 帯は HoYoverse 系ゲームのフル HD プレイには十分な性能を持ちながら、AI 学習などの本格的利用には若干物足りない性能になっているため、需要に対して供給も比較的安定しています。
「今買うか、市場の正常化を待つか」のご判断は読者にお任せします。価格が動く可能性を踏まえ、購入時は必ず各メーカー公式の最新価格をご確認ください。
待っても下がるかどうか…、というのが実情です。見込みは2027年とされていますが、それは AI 需要が落ち着く前提の話、本当に下がるのかわかりません。
04おすすめ PC ミドル帯
低価格重視: MDL.make Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti

MDL.make Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti
MDL.make
- CPU
- Ryzen 7 5700X
- GPU
- NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)
- メモリ
- 16GB
- SSD
- 500GB
- 追加SSD/HDD
- なし
- 電源
- 650W電源(80PLUS GOLD)
- 無線
- Wi-Fi+Bluetooth 搭載
- OS
- Windows 11 Home
「20万以下で買えるエントリーモデル」としておすすめです。
スペックは切り詰めていますが、HoYoverse 系ゲームなどのアニメレンダリング中心のゲームをプレイするくらいなら全く問題ありません。
「GeForce RTX 5060」と「GeForce RTX 5070」の中間になる「GeForce RTX 5060 Ti」を搭載、AI や動画編集などの重量タスクを考慮しなければここまで安く出来ます。
現代では最低ラインと言われるメモリ16GB、SSD500GB ですが、パソコンでの定常業務や動画視聴、一般的なゲームであれば快適すぎるくらいです。代わりに「GeForce RTX 5060 Ti」にしてゲーム性能を上げています。
1点だけ、無線 Wi-Fi+Bluetooth だけはつけておくことをおすすめします(チェックボックス必須)。
有線ケーブルを挿すことが出来る場所でも、Bluetooth があった方が現代的には何かと便利。後から Bluetooth だけをつけることも可能ではありますが、別パーツを買うなど手間がかかり、初心者だとちょっと手こずると思います。
キーボードやモニターで20万超えになります。AI をちょっとだけ見据えるなら、RTX 5060 Ti VRAM16GB オプションにすると良いでしょう。
ノート型最安重視: MSI Katana-15-HX-B14WEK-5498JP

MSI Katana 15 HX B14W (B14WEK-5498JP)
MSI
- CPU
- Core i7 プロセッサー 14650HX
- GPU
- NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU(VRAM 8GB)
- ディスプレイ
- 15.6 インチ
- メモリ
- 16GB(8GB×2)
- SSD
- 1TB (M.2 SSD)
- 無線
- Wi-Fi+Bluetooth 搭載
- OS
- Windows 11 Home
「できるだけ安く」と「ゲーミングノート PC」という2つのラインを攻めると「MSI Katana 15 HX B14W」がおすすめです。
ノート PC で使用されるパーツはノート用のものが使用されるため、どうしてもタワー型に比べて高くなりがちになります。ゲーミングとしてのスペックと値段のバランスで、この辺りが最低ラインになります。
「GeForce RTX 5050」は一見すると「GeForce RTX 5060」の一つ下のように見えますが、ノート PC 用の GPU は「Laptop GPU」と呼ばれる専用設計品が採用されていることがほとんどです。
「Laptop GPU」はタワー型で使用される GPU よりも性能がワンランク下がるため、5000シリーズの中でも最低ライン、ギリギリ「ゲーミング」を名乗れるくらいのスペックであることは事前に知っておきましょう。
ただし、有名 PC メーカー MSI 製品であり、タワー型と違ってディスプレイやキーボードなどの別購入も不要、モニターのリフレッシュレートも165Hz、FPS 系ゲームが出来るくらいのハードスペックではあります。
キーボード、ディスプレイ、ゲームスペック、持ち運びをバランスよく簡単に揃えたいという人にはおすすめです。
一口にゲーミングノート PC といってもピンからキリまでありますが、この辺りが最安ラインです。
コスパ重視: TG-RTX5060-5700X-32GB-CX2B

TITAN GAMING CX200M (RTX 5060 + Ryzen 7 5700X)
TITAN GAMING
- CPU
- AMD Ryzen 7 5700X
- GPU
- NVIDIA GeForce RTX 5060(VRAM 8GB)
- メモリ
- 32GB(16GB×2)
- SSD
- 512GB (M.2 SSD)
- 無線
- Wi-Fi+Bluetooth なし
- OS
- Windows 11 Home
エントリー用ミドルとしては安定構成かつ実用スペックなのが「TITAN GAMING CX200M」です。
「GeForce RTX 5060」「Ryzen 7 5700X」、メモリ32GB、SSD512GB で、ミドル帯としてはバランス型のよいパーツ選択の製品。低価格な理由は「不要なパーツの除去」と「廉価パーツ」によって成立しています。
まず、電源が Bronze 認証という最も廉価なもので、これは電力効率に影響を与えます。ただし、電源パーツは PC 自作する人でもケチる部分でもあり、仮に Bronze 認証だからといって即座に壊れるような代物ではありません。
次に、「有線あり・無線なし」スタイルです。このモデルは初期装備として Wi-Fi 接続がありません。そのため、購入する場合は有線 LAN ケーブルを使用できる環境が前提となり、ケーブル自体も別途購入する必要があります。Wi-Fi というのは最初からつけない想定の PC 構築もよくあり、不要だったらつけないほうが安いというのが定番です。
また、メモリが DDR4というのも昨今では主流のテクニカルなパーツ選択手法です。現在は DDR5が一般的になりましたが、1世代前の DDR4はまだまだ現役で、AI 需要でのメモリ高騰に伴って多くの DDR5が品薄・高価格化したことに対して、DDR4を使用して低価格化しようという流れがありました。
実際に PC 自作を行う場合でも、「電源の80PLUS 認証はどのくらいにするか」「Wi-Fi モデルにするか」「メモリを DDR4にするか DDR5にするか」で性能と価格を熟慮することが多々あります。
ミドルでありながら低価格、メモリ量や SSD などの「どうしても必要な部分」だけはきちんと用意し、世代を一つ落としたりオプションを削ってターゲットを絞った PC です。
電源の品質認証は、Standard→Bronze→Silver→Gold や Platinum→Titanium と品質がよくなっていきます。経年劣化のしやすさや、電力効率から電気代に差が出ると言われますが、実際には数%から10%程度です。
05おすすめ PC ハイエンド下位帯
日常使用重視: MDL.make Core Ultra 7 265KF × RTX 5060 Ti

MDL.make Core Ultra 7 265KF × RTX 5060 Ti
MDL.make
- CPU
- Core Ultra 7 265KF
- GPU
- NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(VRAM 8GB)
- メモリ
- 16GB~32GB(選択)
- SSD
- 500GB~1TB (M.2 SSD選択)
- 追加SSD/HDD
- (HDD 4TB 推奨)
- 電源
- 650W電源(80PLUS GOLD)
- 無線
- Wi-Fi+Bluetooth 搭載
- OS
- Windows 11 Home
ゼンゼロのフルパフォーマンスプレイに加え、定常タスクの最適化を意識したモデルです。
基本セットに Wi-Fi+Bluetooth をつけるくらいの27万〜30万モデルでも十分ですが、メモリを16GB→32GB にしたり、追加で HDD4TB があると何かと便利。
HDD は SSD に比べて速度面は劣りますが、AI 需要に伴って SSD 価格高騰が顕著なので、HDD をメイン記憶メディアとして使用するのが賢い選択です。
特に今後は AI 時代、ローカル PC にハイスペックな GPU がなくて色々出来なかったとしても、各企業の AI サービス利用を含む様々なタスクには CPU が使われます。
「GeForce RTX 5060 Ti」自体も素の「GeForce RTX 5060」よりワンランク良いパーツで、いまだ現役コスパ最強グラボ「GeForce RTX 3070 Ti」よりもパフォーマンスが良いと言うのが何よりも優秀。
ミドル帯の同型モデルに比べて CPU が強いので、様々な作業を行うことを想定しているのであればこちらのほうがおすすめ。興味があることが見つかった時に何でも取り組める「このくらいあったら便利だな」と思える一台です。
「GeForce RTX シリーズ」はざっくり上2桁が世代、下2桁が性能、Ti が追加性能と見てください。一見新しい方が強いように見えますが、GPU の性能評価は奥が深く、性能的には5060よりも3070のほうが上だったりします。なので、「GeForce RTX 5060 Ti」が「GeForce RTX 3070 Ti」に勝つということ自体は結構すごいことです。
ゲーム重視: MDL.make Core i5 14600KF × RTX 5070

MDL.make Core i5 14600KF × RTX 5070
MDL.make
- CPU
- Core i5 14600KF
- GPU
- NVIDIA GeForce RTX 5070(VRAM 12GB)
- メモリ
- 32GB~64GB(選択)
- SSD
- 1TB~2TB (M.2 SSD選択)
- 追加SSD/HDD
- (HDD 4TB 推奨)
- 電源
- 750W電源(80PLUS GOLD)
- 無線
- Wi-Fi+Bluetooth 搭載
- OS
- Windows 11 Home
ゲーム主体で「ハイエンド寄りのゲームを遊びたい」という目的がある人向けの構成です。
CPU は「Core i5 14600KF」でケチる代わりに、GPU を「GeForce RTX 5070」、メモリを32GB〜64GB にします。基本的に映像系やゲーム系では GPU やメモリが強いほうが優秀、それ以外のタスクでは CPU が強いと快適という風に考えます。
ゲーム主体の PC 構成では GPU をリッチにする選択は定番で、「GeForce RTX 5070」であれば大体のハイエンドゲームは快適に遊ぶことが出来ます。
内蔵の SSD を1TB〜2TB にすることで、ゲームの高速起動に配慮しつつ容量問題も解決。ゼンゼロなら大体50GB〜80GB、原神だと160GB くらいなので1TB あれば十分です。
目的がゲームで明確なら、この構築が無駄がなくて最もおすすめです。
足りなければオプションでも外付けでも増設も可能で、ゲーム以外は HDD に保存するというのが最善策です。
ノート型性能重視: ASUS TUF Gaming A16 FA608UP

ASUS TUF Gaming A16 FA608UP
ASUS
- CPU
- AMD Ryzen 7 260
- GPU
- NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop(VRAM 8GB)
- ディスプレイ
- 16 インチ
- メモリ
- 32GB
- SSD
- 1TB (M.2 SSD)
- 無線
- Wi-Fi+Bluetooth 搭載
- OS
- Windows 11 Home
有名 PC メーカー ASUS の「TUF GAMING シリーズ」ノート PC です。ノートとしてはお値段は張るものの、スペックが高くタワー型に並ぶ強力な構築になっています。
性能面では「GeForce RTX 5070」「AMD Ryzen 7 260」を搭載、実際には Laptop 用 GPU なので、タワー型の「GeForce RTX 5060」相当の性能だという認識さえあれば問題ありません。ノート PC で性能を突き詰めると際限なく値段が高くなるため、個人的にはこの辺りが落としどころだと考えています。
メモリ32GB、SSD1TB、リフレッシュレート165Hz でハイエンド寄りの FPS ゲームから、細かい作業系まで何でもこなせる万能型。しかもノートなので持ち運びも可能。
筆者も旧モデルを8年ほど愛用していますが物理的にも頑丈な作りで未だに現役、性能もノートとしては不満に思ったことはありません。
ただ、愛用したから判る欠点が2つ。モニターの色域(ディスプレイが表示できる色の範囲)が狭くデザイン分野には向かないこと、そしてシンプルに重量がそこそこあります。
デザイン系には向きませんがゲーミング性能だけなら非常に優秀、無骨なデザインと重厚感も好きな人ならむしろプラス要素です。個人的にはかなりおすすめできる製品です。
旧モデルよりは軽量化されていますが、それでもやはり2.2kg は持ち運ぶには不便な重さ。強固な作りですが外出先での使用には一苦労します。
06おすすめ PC 用途別
「ゼンゼロ以外の用途でもフル活用することを考慮して組むなら」というテーマで組んだ PC もご紹介します。
デザイン・動画編集・汎用重視: Core Ultra 5 245KF × RTX 5070 Ti

MDL.make Core Ultra 5 245KF × RTX 5070 Ti
MDL.make
- CPU
- Core Ultra 5 245KF
- GPU
- NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti(VRAM 16GB)
- メモリ
- 64GB
- SSD
- 2TB
- 追加SSD/HDD
- 電源
- 1000W電源(80PLUS GOLD)
- 無線
- Wi-Fi+Bluetooth 搭載
- OS
- Windows 11 Home
筆者のおすすめ構築です。筆者もこれよりちょっと強いくらいの PC で作業をしていますが、PC が何もわからない人ならとりあえずこれを買っておけば OK という感じです。ただし、ちょっと値は張ります。
CPU「Core Ultra 5 245KF」は次世代 CPU 規格準拠で「Intel Core i シリーズ」よりも新しいものになります。定常タスクでもなんでも無難にこなせるスペックで、極端なことをしなければ「Core Ultra 5」で十分、「Core Ultra 7」だとオーバースペック寄りで50万ラインを超えます。
GPU「NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti」はゲーム系だけでなく映像系・AI 系にも踏み込めるくらいの優秀スペック。VRAM16GB は LLM ローカルモデルや画像生成では贅沢こそ出来ないものの、ちゃんと AI で遊べて新時代の片鱗を見ることが出来る程度には使用できます。
AI のローカルモデルを動かせるかどうかのラインが VRAM12GB で、「GeForce RTX 5060」などではやや苦しいことを考えると、AI 系で筆者が組む場合の最低ラインがここになると思います。映像系も64GB あれば多くの場合は問題なく、高解像度3D レンダリングなどでちょっと苦しいかなといったところです。
ただ、Google から発表された AI 用集積回路 TPU が流通し始めると GPU の価値は下がると思われますので、ここ3〜4年を見据えて「あらゆるタスクで確実に苦労しないスペック」だとこのくらいになります。
逆に、PC パーツの高騰がすごいので、安さに目がくらんでろくに使えない PC を買ったり、安価 PC で壊れてしまったりすると余計にコストがかかることに…。
高くてもいいから安定択を1つ買って落ち着きたいという方におすすめです。
筆者はイラスト、3D、音声、AI 学習、動画編集など、様々なことを行っていますので、スペックに関してはこのくらいほしいなと思ってしまいます。ただし、「こんなに高いの!?」という意見が普通かと思いますので、自分にあった PC 選択が重要であることは改めて伝えておきます。
AI 生成用途: MDL.make Core Ultra 9 285K × RTX 5080

MDL.make Core Ultra 9 285K × RTX 5080
MDL.make
- CPU
- Core Ultra 9 285K
- GPU
- NVIDIA GeForce RTX 5080(VRAM 16GB)
- メモリ
- 32GB
- SSD
- 2TB
- 追加SSD/HDD
- 8TB
- 電源
- 1200W電源(80PLUS GOLD)
- 無線
- Wi-Fi+Bluetooth 搭載
- OS
- Windows 11 Home
60万超えの高級パーツ構築。価格高騰の影響でこんな価格になってしまいました…。できれば「GeForce RTX 5090」が良かったですが、普通に単品で100万超えるので5080で…。
「Core Ultra 9 285K」「GeForce RTX 5080」搭載で一般的なゲームではややオーバーキル寄り、主に AI などの自己学習、その他のあらゆるタスクが目的になります。
メモリが32GB と小さめなので、映像系を取り扱うならメモリ増設が必要になります。AI 利用としても実はこのくらいはまだまだひよっこレベル、ガチると全然数百万円、ローカル LLM(AI の大規模言語モデル)ガチ勢では数千万円なんて冗談みたいな話が出てきます。
「GeForce RTX 5080」でも VRAM は16GB で、本当に AI を個人で遊ぼうと思うと「GeForce RTX 5090」が必要になり、最終的には「GeForce シリーズ」ではなく法人向けモデルを考える羽目になります。
「GeForce RTX 5090」の代替になり得る2世代前製品「GeForce RTX 3090」を組み込んだ PC は、現状だと構築済み販売がほとんどないため、もし安めに作るならミドルモデルの PC を買って別売りの GPU「GeForce RTX 3090」を付け替えるのが最もコスパがいいかもしれません。
余談: AI を本当に視野に入れるなら
筆者は複数台の PC で作業を行いますが、メイン PC は「GeForce RTX 5080(VRAM16GB)」で、AI 系は「GeForce RTX 3090(VRAM24GB)」を使用しています。
画像系・映像系でも使用するリソースの量は異なりますが、筆者所感としては VRAM24GB でも AI 入門レベル、新しいローカル LLM のモデルが最低 VRAM24GB などでギリギリ動いて性能を見られるかどうかくらいの感じです。
「GeForce RTX 5090」は個人で買いたいと思える価格ではなく、2世代前の「GeForce RTX 3090」も新品30万〜40万程度、「ちょっとだけやりたい!」くらいレベルでかけられるコストではありません。
もし本当に AI 関連に興味がある場合でも、研究や最新技術に触れるみたいな目的でなければ、GPT・Claude・Grok・Gemini などへの継続的な課金でここ1〜2年を凌ぐのが現実的かと思います。無理にローカルマシンで動かすことを考えないほうが無難です。
今後は AI サービスの胴元に AI 利用料を絞り取られる時代、癪だと思う方は高級 PC を買ってもいいかもしれませんが、値段の増減が激しすぎるのでこのタイミングで買うのはハイリスク・ハイリターンだと知っておきましょう。早く買えばメリットは大きいですが、価格が下がるリスクも大きいです。
AI 生成関連は個人所有 PC の中で楽しむだけなら法的リスクはほとんどなく、外部公開しないなら何でも出来るすごい時代になっています。法人サービスでは出来ないようなことも、優秀な PC が一台あればほとんど何でも可能です。
何をしても良いわけではありません。倫理的、人道的に反する行為は処罰の対象になりえます。また、法人はコンプライアンスや倫理規範から、今後も出来ないラインは明確です。その点で、グレーゾーンは個人範囲でというのが現状の世論であり、何年経っても個人 PC でしか出来ないこともあります。
07まとめ
本記事では、ゼンレスゾーンゼロを快適に遊べる構成として、ミドル帯「GeForce RTX 5060」「GeForce RTX 5070」搭載モデルを中心に紹介しました。上位帯(「GeForce RTX 5080」以上)は AI データセンター需要と競合しており、価格・在庫の両面で消費者向けには厳しい状況が続いています。
機種選びは「形(ノート / デスクトップ)→ 予算帯 → 用途」の順で絞り込むと迷いにくいです。設置スペースがあり長く使う予定ならデスクトップ、自室以外でも使いたい場合はノートというのが基本の分かれ目。あとは早見表の用途から自分に近いものを選び、各機種解説で詳細をご確認ください。
「いま買うか、市場の正常化を待つか」の判断は読者にお任せします。本記事執筆時点では「待てば下がる」と明言できる状況にはなく、価格も日々動くため、購入時には必ず各販売ページの最新価格をご確認ください。
PC を持たずに遊ぶ選択肢として、HoYoverse 公式のクラウド版もあります。詳しくは ゼンレスゾーンゼロ・クラウド版の解説記事 をご覧ください。
こんな人にはこのPC
- 低価格重視 — MDL.make Ryzen 7 5700X × RTX 5060 Ti。20万以下のエントリーミドル。
- ノート型最安重視 — MSI Katana 15。ゲーミングノートの下限ライン。
- コスパ重視 — TITAN GAMING CX200M。電源 / Wi-Fi / メモリ世代で割り切った低価格ミドル。
- 日常使用重視 — MDL.make Core Ultra 7 265KF × RTX 5060 Ti。CPU 寄り、多用途。
- ゲーム重視 — MDL.make Core i5 14600KF × RTX 5070。GPU 寄り、ハイエンドゲーム快適。
- ノート型性能重視 — ASUS TUF Gaming A16 FA608UP。タワー型に並ぶノート性能。
- デザイン・動画編集・汎用重視 — MDL.make Core Ultra 5 245KF × RTX 5070 Ti。VRAM 16GB で AI 系も視野。
- AI 生成用途 — MDL.make Core Ultra 9 285K × RTX 5080。60万超えの高級構築。